サイトの引っ越し

15年近く利用していた米国サーバーから、国内のサーバーにサイトを移設させた。
本ブログだけでなく、複数のドメインのサイトをまとめて。

一昔前と比較してマルチドメインの運用が、おどろくほどカンタンになっている。
CMSも・・・めちゃくちゃカンタンにいろんなことができるようになっている。
ブログは「どれだけ楽しいか」「どれだけモバイルに最適化できる(テンプレを使っている)か」が大事で、技術的なノウハウはもういらない時代なんですな。

NO NUKES OR NO FUTURE

昨日・今日と「NO NUKES 2012」というイベントが開催されたようです。
イベント参加した人たちのブログなどを見ると、これまで福島で起こってしまった事故やそれに続く原発のリスクの問題、日本中の原発に関して、立場を明らかにしてこなかった人たちが決意を新たにしているよう。いい機会に、いいことがあってよかった、と思います。

じつは、恥ずかしながら、つい10日ほど前に気づきました。
次の災害が起こる前に、できる限り放射性物質をゼロに近づけなくちゃ、人類の将来はないんだ、と。
なぜなら、核のゴミの完全な処理方法が確立できていないから。
いや、それどころか、数十年・数百年単位で管理し続ける方法だってまだ見当もつけられてない。

もう、経済がどうとか言ってるレベルじゃない。
このままの状態続けていたら、あとほんの数十年・数百年先の地球の将来がないんだということに気づいてしまいました。

たとえば仮にいま原発を稼働させている国がものすごい貧困国になってしまったとき、国民の生活を犠牲にしてでも核燃料管理のために予算を回そうという選択をできる国がどれだけあるのか?
もし、パンデミックが生じて国民の1/4が失われるような状態になったとき、安全に原発を管理するだけの人員やサプライチェーンは担保されるのか?
しかも世界のどこか1カ所の原発が暴走してしまったとき、その国や隣の国の原発運転に支障はないのか? 暴走は連鎖しないのか?
怖いから誰も想定していないだけで、いま現在も十分に大きなリスクを抱えたままなんですね。

いま福島第1発電所の4号機にある大きなリスクが指摘されています。
万一重大なトラブルがあった場合、福島第1発電所敷地内の1万4千本を超える使用済み核燃料が燃え出すかもしれない。
仮にそうなった場合、北半球全体を人が住めなくするレベルの放射線で汚染すると見積もられているそうです。

ところでそのとき、女川発電所は普通に運転し続けることができるんでしょうか?
柏崎刈羽原発は? 

経済成長がどう言ってる場合じゃなくて、人類の存続をかけて、制御不可能な技術は即刻手じまいしたほうがいい。
でも、現在がなんとなくうまく行きそうだから、という理由でそのままにしておきたくなる。
そもそも手じまいの方法がわからないままに始めてしまった危険なアソビだったわけで。
「そんな大英断、俺らができるわけねえだろ!」
というのが国家リーダーたちの本音なんでしょう。

リーダーに想像力と決断力がない、と嘆くだけでは何も始まらない。
自分たちが、自分たちの手で何をするべきか、なにができるのかを考えなくては何も始まらない。
そういう思いを持った人たちがつながり始めてるのを感じます。

被害者は誰なんだろう?

スーパーの精肉売り場に
「黒毛和牛肉が50%OFFの『笑劇的プライス』!」
という手書きPOP。

妻と、これはどういう肉なのかなと「個体識別番号検索サービス」を利用して、お肉の出所を確かめてみました。
牛肉には個体識別番号というのがあって、お肉売り場のラベルにもきちんと表示されてます。ケータイからカンタンにこのサービスを利用することができるのです。

結果は、「福島県飯館村」。

思わず絶句。
流通している食品の放射性物質は政府の定める暫定基準値を下回るものであることは、情報として知ってます。

仮にこの肉に放射性物質がまったく含まれてないならば、この牛を育てた農家の方は買い叩かれたのだと想像できます。まさに風評被害。流通企業や消費者はある意味での加害者であり、生産者は結果的な被害者という構図になります。
もっとも、放射能を心配しなくてはならない状況を生んだのは、消費者でも農家でもないんですけどね。本来、この放射能被害の原因を作った人たちが補償して当然なのに、そういうしくみになってないことが妙なんです。放射能は自然災害じゃないんです。

また、一方で、仮にこの肉に放射性物質が含まれていたとすると、この肉を購入して食べる人は内部被ばくする可能性があります。
日本にはいま「暫定基準値」という指針が設けられていますが、いろんな方が指摘している通り、じつは低量被ばくの影響は解明されていません
放射線の影響は確率的にしか語れないので、「ただちに害を及ぼすものではない」にせよ、ほんの少しでも摂取量が増せば、リスクがアップするのは間違いないんです。
「被災地の農家のために、多少の放射性物質は気にしません」という気持ちは大事かもしれません。「政府が大丈夫と言っているのを信じる」というのも愛国精神かもしれません。しかしその消費行動と交換されているのは、その人の将来の健康ということになります。
もし将来、消費者が健康被害を被ったとき、仮に自分で覚悟していたとしても、放射性物質を含む農産物を流通させた生産者・流通企業いずれもが加害者となってしまいます。
暫定基準値を定めた国に責任があるとは言え、供給サイドは命に関わる加害者としての十字架を背負うことになる。
悲劇的としかいいようがありません。

白血病はまだでない。3年以降で、白血病はピークが5年、がんが7年だった。これは必ずピークは出る。医師は知っておいた方がいい。被災者のみんなが放射能障害を心配している中で、「心配しなくていいよ」という医者では通用しなくなる。

加害者になりたい人なんかいません。もちろん、被害者にもなりたくありません。
しかし、いまスーパーマーケットの中で見えてくるのは、誰かが加害者になって、誰かが被害者になるしかないゲームが現在進行形で展開しているということ。
いったい誰に訴えたら、この異常なゲームを止めてもらえるんでしょう。

日本に住めなくなる日は来るか?

福島第一原発の事故により、「もう日本は暮らせなくなるのではないか?」という話が出てきているようです。
先月末付けのオーストラリアのメディアで、こんな記事が出ています。

 

Independentaustralia”Fukushima meltdown – Caldicott says Japan may become uninhabitable – media silent”

“If there is a very big aftershock, as there very well could be, Reactor 4 will probably collapse along with other buildings. This would create a Chernobyl type catastrophe which,  combined with a change in the wind – so its blowing the radiation to the South instead of out to sea as it is at the moment – could make almost all of Japan – including Tokyo –uninhabitable forever.”

“The second possible scenario is that there could be hydrogen explosion blowing one of the reactors apart also creating a Chernobyl type event. This, combined with the wind change mentioned would create the same result—an uninhabitable Japan.”

余震により4号機が倒壊する可能性は高い。そして台風等の風により放射能が南に流れ、東京を含むほぼ日本全土が永遠に住めなくなってしまうこともあり得る、という内容。

たしかに話題となっている4号機の燃料貯蔵プールは、白煙(水蒸気?)を上げていると話題になってます。
福島原発の事故は、(つい忘れそうになっているけど)まだライブで進行中なんですね。


そして、つい想像してしまいます。4号機が本当に倒壊したとき、日本の政府や東電がどんな対応をするのか。

「たしかに建物は倒れましたが大したことはありません。パニックになる必要はありません」

とアナウンスするのでは?
そしてまた、抜本的な除染対策を行わず、「被災地救援」の名のもと、農産物出荷はしたりするんじゃないか? と。
この、思考停止的な対応が、じつは最も怖いと感じています。

放射性物質は怖いけれど、きっときちんと意志をもって処理すればリスクはぐっと逓減できるはずです。
しかし、本当はリスクあるものを「とりあえず大丈夫」として、拡散させてしまうとどうでしょう。
1年や2年では影響は見えませんが、10年、20年のレベルで国を滅ぼしてゆくことになるのではないでしょうか。 

さて、このことが判ると、「福島原発から出た放射性チリをいくら薄めても、将来の子供達が被曝する」ということがわかる。
たとえば、福島の瓦礫を日本中に移動したり、ホウレンソウを基準以下だと言って生協が運搬したり、乳牛を北海道に移動すると、
「人間の手で放射性チリを全国にばらまく」
ことになり、しかも日本人一人あたりの量がとんでもなく多いので、永久に日本列島が汚れてしまう。

「日本のほとんどの地域は放射性物質が原因で住めなくなった。
放射性物質が国内にひろく拡散したからだ。
拡散の原因は風だけでななかった。人間の手によって、ゴミや農産物と一緒に運ばれた。
しかし、それがそれほど危険なものだとはだれも気付いていなかった」

20年後、そんな総括がされるようなことがあってはならなりません。 

関東地方の放射線量、上昇しています

先日の台風以降、空間放射線量がやや上がっているようです。
横浜市内の自宅の屋外での計測値、台風前は毎時0.09μSv程度だったのに、昨日は毎時0.14μSvを実測。
この値は4月上旬頃のレベル。
最近、南関東や静岡あたりの農作物もかなり放射能汚染されていることが報道されていますが、台風前と台風後ではそのレベルも変わってくるのでは?

横浜市の給食、徹底的に福島県産食材を使っているらしいと話題です。
6月中旬より食材の放射線量をチェックすることになったらしいのですが、なぜか月に1回、野菜だけの抜き取り調査
提供される給食そのもののを、毎日きちんと調査しなかったら意味ないのでは?
台風の前後で1.4倍も数字がブレるのに。
国も、県も、市も、「将来の子供のいのちを、守る」という意識が、なぜにこんなにも希薄なんだろう。
20年後に「あのときの判断は、甘かった」って頭下げられても、その時にはもう、どうしようもないんですけど。

iPhone×ガイガーカウンター=iガイギー

iGeigieという、ガジェットが作られているらしいですよ。

(Photo by Nokton)

 

iGeigie – world premiere of a portable Geiger Counter with iPhone dock.

– Glass Geiger Tube detects beta and gamma radiation
– Runs on a mophie juice pack
– iGeiger app computes Counts Per Minute (CPM)
– Breadboard architecture allows for continueing upgrades and refinements
– Interface with iPhone through line-in interface
– Ability to call the iGeigie and listen to clicks !

Visit www.rdtn.org and support our Kickstarter project kck.st/hMXtdM to build a hardware monitoring network for radiation in Japan.

SafeCastブログ」を見るとわかりますが、「放射線観測ハードウエアネットワーク」プロジェクト基金を立ち上げたチームが、プロジェクトへの高額寄付者(KickStarterを使って募っているようです)上位10名にプレゼントするとのこと。。。(詳細はここをクリック)!

いろんな意味で手に入れたくなりますが、$1000ドル以上の寄付をしている人がすでに15人(笑)。
しかし、一方では、いまガイガーカウンターは10万円近くするらしいという話も。。。。

 

個人的には、このガイガーカウンターキットを製品化して、ふつうに売り出してほしいと思います。
計測された放射線量データ+位置データを3G回線を通じて自動的に送信するというしくみがあれば、理想的だと思いました。 

 

 

放射性物質の「生態」?を知る

週末、買い物やクルマでの外出にガイガーカウンターを持参しました。
我が家のある横浜の住宅街は、だいたい0.08~0.09μSv毎時です。

もっとも、坂道の下や、周囲よりくぼんだ場所では0.12~0.13μSv毎時になったりします。
ご近所でも、周囲の地形によってぜんぜん値が変わります。
子供の放射線の影響を危惧している中部大学武田教授のブログでは

環境省は「放射性物質が風で飛ぶ」ということを知らないようです.

という記述があります。
放射線を測定しながら歩いてみると、放射性物質は目に見えない埃や、ガスのようなものなのだと実感します。

今日は横浜から東名高速で東京インターを降り、環状8号線を経由して吉祥寺まで往復してきました。
高速道路に乗ったところで、ぐっと線量がアップ。0.12~0.13μSv毎時に。
また、環八も同じくらいの値でした。横浜のご近所の「くぼ地」並みの値。

横浜よりも東京のほうが原発に近いため、放射性物質の降下量が多いのかもしれないと思いましたが
幹線道路から井の頭通りに入ると、ぐっと値は下がって0.08~0.09μSv毎時に。
幹線道路には、いろんな埃がある、ということなのかもしれません。

いずれも害のあるレベルの放射線量ではありませんが、こうしたちょっとしたことを知っているのと、そうでないのとでは、たとえば10年同じ場所に生活したとき、被ばく量の累計値は大きく変わってくるのではないでしょうか。
低レベル被ばくの被害はチェルノブイリの原発事故で近隣諸国が苦しんだ問題だと言われています。
チェルノブイリから2600Kmも離れたフランス南西部で甲状腺がんや白血病が増加した悲劇については「フランスねこのNews Watching」の記事をご覧ください。

しかし、いま、日本は、こうした事例を知ってか知らずか、のんきに「大丈夫」を繰り返すばかり。放射性物質の「生態」も「実態」も、ぼんやりとしか伝えられていません。
個人がちょっと実験すればわかるレベルのことが共有されてないのは、歯がゆい思いがします。
「大丈夫」と言うならば、世界中の誰に見せても納得する大丈夫な実測データが欲しいし、大丈夫でなさそうならば、危険を回避する方法、ダメージを軽減できる方法を共有するのが筋ではないでしょうか。

チェルノブイリの事故を研究している人たちは旧ソ連だけでなく、周辺国を含めてたくさんあるはずです。
なぜ世界の事例、世界の研究機関と連帯して対策を講じないのでしょう?(ロシアのあの人もこんなこと言ってますよ!
考えられるすべての核種のモニタリングを東日本全体で実施し、内外の知恵やノウハウを駆使して優先順位をつけ、逐次対応をしてゆくことが、どうしてできないんでしょう。
フランスの研究機関CRIIRADなどは、日本の現状を憂い、わざわざ翻訳ソフトで日本語化したサイトまで作ってくれていますよ。
連帯を歓迎する機関は少なくないのではないでしょうか。

あるいは、日本はあえて「対策をしない」と決め込んでいるのではないか? と勘ぐってしまいます。
福島の父母たちが求める面会に応じない文部科学大臣の対応などを見ても、なにかが根本的に間違っているのは明白)
国民の生命と未来に関わることに向き合おうとしない政府や行政。そうする理由はなんなんでしょうね。
それって、なにかトクになることがあるのでしょうか? 
あまりに不思議すぎて、ちょっと、ついていけない気持ちです。。。。。

オペレーション・日本のコドモタチ

写真素材 PIXTA
(c) Fantom写真素材 PIXTA

わたくしは今まで農業の人たちは、「素朴なところはあるけれども、日本人としての誇りや、日本を大切にする心を持っておられる」と信じていました。
農業は、たとえそれが自分の所有する土地であっても、日本の大地をお借りしているのですから、日本に対する愛着が他の職業よりも強いと思っていたのです。
でも、今回のこの一連のことでわたくしはその考えを修正せざるを得ません.

(武田邦彦(中部大学):科学者の日記110520  哀しい茶葉の検査拒否)

 

福島の原発事故の「影響」が新しい様相を呈してきています。

震災と津波による電源の途絶、メルトダウンによる放射能の広範囲拡散という最初の「影響」は、日本はもちろん世界中が注目しました。原発の安全管理や危機管理がなっていなかった、とか、事故後の対応がまずかった、などの報道と併せていまもメディアで報道されています。

しかし、拡散した放射能が、どこにどれだけの量飛散し、吹き溜まっているのか、そこで暮らすとどうなるのか、また、放射能が飛散した地域で獲れた野菜や魚介類を食べたらどうなるのか、といった「事後の影響」については諸説が入り乱れています。

とくに放射能に対する感受性が大人の何倍もあると言われる子供たちについての対応は慎重かつ緊急の問題であるはずなのに、本来子供の視点からイニシアチブを取ってしかるべき厚労省・文科省が「現在の基準で大丈夫」の一点張り。
これに対して専門家たちが「そんなはずはない。子供に対する安全基準をより厳しくすべきである」と対抗しています。
東大の小佐古教授の内閣官房参与辞任でちょっぴり話題になりましたが、テレビなどではそれ以上の追及や討論をしていないように見えます。結果的に、情報を追っている人とそうでない人とで問題意識ギャップが拡がっています。

そんな中、農産物生産者から「放射能測定なんかしたら、出荷できなくなる。測定を拒否します」と、本末転倒な意見まで出てきました。
驚いたことに、これには自治体首長までもが賛成するという事態になってきているとか。

 

なぜ、そんなことをするのでしょう? 悲しい気持ちになります。
チェルノブイリ周辺では低レベルの汚染区域で事故から10年、20年を経て白血病や甲状腺がん患者が増えたという事実があります。
いますぐ影響がないとしても、あるいは、特定の商品が原因というわけでないにしても、通常よりも強い放射線を出す食べ物が増えれば、影響が出ることは必至です。

まずは除染のための取り組みをして出荷を停止し、損害をしかるべき相手に訴えるところからスタートするのが筋。
放射能で汚染されているとわかっている商品を、測定せずに出荷するのは卑怯です。
すべての農業・漁業関係者がそれをやり出したら、どうなるんでしょう?
日本のスーパーマーケットは放射能配給基地になってしまいますよ。

 

Operation Kodomotachi

オペレーションコドモタチ」は、超高濃度汚染区域の子供たちを救おう、というアーティストたちの取り組み。
放射能感受性が高いと言われている子供たちを、まず、なんとかしましょう、と立ち上がった大人たちがこれだけいたのかと心強い気持ちにさせてくれます。
日本の大人たちは、みんながこれくらいのアツい思いを持っていると信じたいです。

ところが、放射性物質が付いていようが知ったことではない、とにかく出荷します、と放射能のリスクを全国の子供たちに背負わようという大人がいるのです。

これって、どうかしてると思いませんか?

子供を持つ父母たちは、できる範囲で子供たちが摂取するものの放射線を逓減させることができます。
産地に気を付けたり、放射能を溜めやすい食材、溜めにくい食材の知識を得るだけでも違ってくるでしょう。
(「ベラルーシの部屋ブログ」はチェルノブイリの被害を受けたかの地のノウハウを教えてくれています。参考になります)

けれど対処療法だけしていても限界があるのは明らかです。
大事なのは大人たち皆が「この国の子供たちを守ろう」という思いを持つこと。
オリンピックや、サッカーで活躍する日本代表選手たちを応援したときのように、被災地の子供たち、目の前の子供たちを応援しましょう。
自分たちの手で子供たちのリスクを下げることができるなら、できる限りのことをしませんか?
彼らなしでは、未来の日本は作れないんです。