「輝ける闇」「夏の闇」開高健

日経新聞の土曜日、瀬戸内寂聴さんの連載「奇縁まんだら」が見逃せない。
文壇の新人時代からこれまでの、寂聴さんのおつきあいと人間観察がたまらなく面白いのだ。
林芙美子の「放浪記」(小説)も、菊田一夫の「放浪記」(舞台)も見たことないのだが(恥、
「奇縁まんだら」を読んだ後には
 ああ、絶対に読まなくては、観なくてはいけないな
と、強く思ってしまう。
…と言いつつ、実行されていないんだけど。。。。。
そんなわけで、先に購入して読んでしまったのが、開高健の2作品。
ものすごい。
ものすごい。
文字の間から、匂いがしてくる。
声と、ヘリの爆音と、ナパームの爆音、乾いた銃声が聞こえてくる。
映像が見えてくる。
「地獄の黙示録」や「フルメタル・ジャケット」見て
知った気になってた自分を恥じる。
氏は、実際に米軍のゲリラ掃討作戦に記者として同行しているのだ。
命からがら脱出してきたあたりの話は、もう、なんと言ってよいやら。
当時の氏は、30代の売れっ子作家だったのである。
その気骨を生んだのは、なんだったんだろう?
「開高さんのような、陽気で、気骨のある人がいなくなった」
と、寂聴さんが悲しんでいるとしたら、本当に同情するしかない。